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(平成22年10月15日「こけたら自分で」)
 保育園の子どもたちが、みんなで商店街を散歩する様子を見ることがあります。
 散歩をしていると、中には、こけてしまう子どもさんがいます。一番小さいであ
ろう子どもがこけてしまって、少しグズって、すぐには立ち上がろうとしません。
すると、少し年上の子どもが手助けに行こうとします。その時、その手助けに行こ
うとした子どもを保育士さんが、呼び止めました。
 こけてしまった子どもは、立ち上がるための助けを待っていましたが、自分で立
ち上がらなければならないことがわかると、意を決したように立ち上がりました。
手助けに行こうとした子どもは、立ち上がるのを待ってあげていました。
 「こけたら立ちなはれ。」は、松下幸之助さんの言葉にあったように思います。
 立ち上がる時に、手助けが必要な場合、見守っていてほしい場合、ひとりでスッ
と立ち上がりたい場合、一息吐いて気分を変えてから立ち上がりたい場合、「こけ
てしもた」と言いたい場合など色々あるかなあ。こけてしまったら、立ち上がる。

 平成22年10月21日「朝、予定表を」


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