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(平成22年6月6日「たずねて行く場所」) 店番をしていますと道を尋ねられることがあります。「○○は、どっちですか」 「○○は、どこかわかりますか。」「○○へは、どう行けばいいですか。」 だいたいの方向を知りたい方。どこの場所にあるかを知りたい方。道順を知りた い方。同じことを尋ねられているようでもあり、少しずつ知りたい内容が違ってい るようでもあります。 同じ場所を二度三度、続けて尋ねられることもあります。そういうことがあった 時には、早とちりをすることがあります。次に道を尋ねられた方も、きっと同じ場 所だろうと思い込んでしまうことがあるのです。 訪ねて行く場所があるということは、前向きであるように思います。目的地や目 標があって、そこへ向かっているように感じます。 ちなみに、温故知新は、「故(ふる)きを温(たず)ねて、新しきを知る」との こと。(阿川弘之著「大人の見識」(新潮新書237)) |