随想（平成２４年２月１９日）

（平成２４年２月１９日「ジグソーパズル」）
　ジグソーパズルは、不思議なもので、特に興味がないときでも、誰かが小さな
ピースをもって悩んでいると、ついついと口を出したくなり、そのうち手も出し
たくなって、いつの間にか夢中になっていることがありました。
　もともと、ジグソーパズルをしていた人にとっては、こんな迷惑な話は、ない
だろうにとも思います。自分が遊んでいたのに、いつの間にか、遊びを譲ってし
まうのですから。
　悩んでいる人を助けてあげたいというボランティア精神なんだろうかとも考え
ましたが、違うように思います。悩みを共有したい、ということでもなさそうで
す。
　なんだか楽しそうなので、自分も参加したいということなのかなあ。
　それとも、ジグソーパズルを完成させてみたいというのは、本能のようなもの
なのだろうか。単純なものなのに、不思議なものだと思います。