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(平成23年7月29日「むずかしいことが好き」) 「岡 人は極端になにかをやれば、必ず好きになるという性質をもっています。」 (小林秀雄、岡潔 著「人間の建設」新潮文庫) むずかしいことは、嫌だなあと思うことが多いです。出来れば、むずかしいこと は、やりたくない。思った通りに進みそうにないから、締め切りに間に合わないか もしれない。むずかしいことに挑むと、失敗することが多い。いろいろ思うことが あって、むずかしいことは好きになれないことが多いように思っていました。 「小林 好きになることがむずかしいというのは、それはむずかしいことが好き にならなきゃいかんということでしょう。たとえば野球の選手がだんだんむずかし い球が打てる。やさしい球を打ったってつまらないですよ。ピッチャーもむずかし い球がをほうるのですからね。つまりやさしいことはつまらぬ、むずかしいことが 面白いということが、だれにでもあります。」(同上) そう言えば、小さな子どもさんも、やさしいオモチャは、つまらぬようです。 |